−シスター・加藤

マニラの隣、ケソン市にあるパヤタスごみ処理場。


hp/newpage16-global.htm" target="_blank"グローバル化の波に乗って急激に発展する都市と、
それに追いついていない廃棄物処理。

廃棄物処理問題は、発展途上国だけでなく、日本でも見られることを忘れてはいけない。
後先のことを考えずに進み続ける現代社会。

                 







ここでごみを拾う人達はスカベンジャーと
呼ばれている。意味はごみをあさる動物、
だとか。

再利用可能な農業用の袋や、
リサイクル可能な空き缶などを業者に売り、
一日1ドルにも満たない収入で生計を
立てている。

一日働いて、1ドルでは、一日やっと食が
繋いでいけるぐらい。貯金も何も、
子供を学校に行かせることもできない。

子供を学校に行かせるよりは、
ここで働かせることのほうを選ぶ親も多い。





ごみ集積場付近に住む子供達。





このパヤタスごみ処理場は
スモーキーバレー(煙の谷)と呼ばれる。

右下の山は全てゴミ。

谷だった場所だが、今では
ごみが30メートル以上も積み重なり、
巨大な山となっている。
面積は東京ドーム4つ分ほど。
今でも日々、大きさを増している。

煙の谷、と呼ばれるのは、
その名の通り、煙にいつも
包まれているから。

煙はごみが自然発火して出る。
・何十メートルも物が積み重なると
圧力で熱が発生
・ごみが腐敗するときに熱が発生
それにフィリピンの暑い気候が重なり、
自然発火する。
↑テントがあるのが分かる。こんな山にも人が住んでいる。
少年の目が痛々しいと見るか、力強いと見るか。

シャッターを切るとともに、私はとても
傷ついた。

この子たちをこんな劣悪な場所で
働かなきゃいけないようにさせてるのは、
日本、アメリカ、そしてフィリピン
の多くの政治家。

こんな目にあっている人たちのことを
考えもせずにお金のことばかり考えている
人間がいると思うと情けない。

毎日何十台ものトラックが、
マニラ市から大量のごみを
運んでくる。

ごみは生ごみも、ビニールもガラスも
空き缶もごちゃ混ぜ。


ビニールが燃え、大量のダイオキシンなどの
有毒ガスが発生している。

そのせいで、奇形児発生率も並大抵の
ものではない。ここに住む人々は、皮膚
や肺に病気を持っている人が多い。










この環境で生き抜くことのできない奇形児や
未熟児は、生後すぐに死んでしまう。
死んでしまうと、データとして残らないので
政府はそれを認めていない。