21/12/2004 London→Perpignan 再会、そしてロマンス
 
さて、スケジュール管理のなってない私は午後6時出発だと思っていた飛行機が実際午後1時半出発だったため、2時間睡眠です。ロンドン・スタンステッド空港より、ド格安航空として有名なRyanairを使い、出発です。いつもはRyanairはヨーロッパ域内だったら往復400円!(空港税別)とか普通にあるのに今回はピークシーズンだったため2万近くも取られました。チッ。

Ryanair初体験でしたが、なんと座席指定がないのです!最後に乗ればいいやと列に並ばずにのんびりしていた私は大きなおっさん2人に囲まれて、過ごさねばならなくなりました。ま、1時間2時間のことなのでいいです。

寝ていたらあっという間に着きました。私の頭がコックリコックリと右隣のおっさんのほうに揺らいでいたらしく、起きたらおっさん、ニッコリしていました。デゾレ。

あと10分で空港です、という声で外を見ると、海岸線が見えます!地中海だ!海岸線沿いの家々の壁は白く、屋根はオレンジ色。これこそ南フランスです!

夕方5時に到着し、携帯をオンにしますと、ナスターシャからのメッセージが。渋滞で少し遅れるとのこと。本当に小さな空港で、キャッシュマシーンすらなく、私は1文無しで15分ほどベンチにポツンと座っていましたら、「ナツコ!」と呼ぶ声が!ナスターシャ!半年振りの再会です。しっかりと抱き合い、そして続いて妹のフローレンスとも2年ぶりの再会で、すっかりお姉さんになっていて抱き合ってビズ(フランス人がよくやる左右の頬に2回するキス)をして、フローレンスの友達のエレナともアンシャンテ(初めまして?)、です。

車に乗り込み、山の上にあるおばあちゃんの家に向かいます。妹のフローレンスの英語がすっかり上達していて、感動しました。2年前にロンドンで会ったときはナスターシャがお姉さんらしく英語を話すたびに直していましたが、今ではすっかりペラペラ。でもアメリカ英語で。スイスでホテルマネージメントのインターン中で、先生たちがアメリカ人らしく、アメリカ英語になったのだそう。

「クリスマスのメインアクティビティー(活動)は、食べることだからね!」
と早速言われました。大得意分野です!!
底なし夏子、と呼んでください。目の前に出されたおいしいものはすべて平らげて見せます。なくなるまで食べ続けます。

*****

家に到着して、おばあちゃんと面会・・・超〜ちっちゃーくて白髪が素敵なかわいいおばあちゃんです!ゆったりとした雰囲気で、目に病気があるというのでビズができなかったのですがチュッチュと真似事をして、フランス語で自己紹介しました。

早速夕食をいただきました。ドイツにいるママと弟のアーノルは明日到着だそうで、今夜は女の子4人で過ごします。ピザを焼いて食べて、食後はお決まりのチーズタイムです。チーズタイムが終わると延々と続くデザートタイムです。私の持ってきたイギリス名物After Eight(ミントチョコ)や、エレナのベラルーシ土産のチョコと、彼女は今フランスのボルドーにあるサイエンスポー(政府関係の人たち養成学校みたいな大学)で勉強しているので、なんと、本場カヌレ・ド・ボルドーを持ってきてくれていて、超おいしくガッツリ食べました。

デザートタイムしながら、クリスマスということで、「Love Actually」観賞会をいたしました!
私、初めてだったんです。去年見たいみたいと思いつつ、見れなかったのでうれしい!!
それはそれは素敵でロマンチックで、感動的で、Love is everywhere・・・てかんじでした。
あまりにも素敵だったので、最後には4人でキャー!なんて言いながら抱き合って愛を確かめあいました。暖かです。

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そして映画の後、ナスターシャのお友達の素敵な話を聞きました。

それは彼女の友達(仮にEちゃんとしましょう)のバースデーの話。
昨年のバースデー、Eちゃんはできたばかりのボーイフレンドとのディナーデートを楽しみにしていました。
ディナーまで時間があったので、親友と学校の近くのカフェでお茶をしました。不思議と音楽がすべてEちゃんの好きな音楽ばかりで上機嫌です。

親友とのお茶を終え、アパートに戻り、部屋に入ると、なんと、部屋の中が風船だらけ。
よく見ると、風船のひとつひとつにカードがぶら下がっています。
そこにはボーイフレンドのIの字で、Eの美しさや、性格や、IがEちゃんのことを好きだと思っている部分が一つづつ、書かれていました。と、いうのも、数ヶ月前、Eにベタ惚れだったIが初めて自分の想いを告白したとき、「私のどこが好きなの?」と聞かれた時、たくさんありすぎてうまく答えられなかったことを悔やんでしたことだそう。

すべてのカードを読み終えた頃、アパートのベルが鳴りました。
出て行くと、そこにはプラカードを抱えた見知らぬ男の人が。後ろではEの好きな音楽がかかっています。その人は何も言わずにプラカードを一枚づつ、Eに見せていきました。そこに書かれていたことは、

「何も話さないで」

「今からある場所に連れていきます」

「そこにはあなたのことを、世界中の誰よりも、一番好きな人が待っています」

「外に出る準備をしてください」

言われるがまま、準備をし、見知らぬ男の人についていきます。何を質問しても、何も答えてくれず、バスに乗り、とあるカフェで降ろされ、カフェに入るように言われました。Eちゃんはボーイフレンドがそこにいるのを期待していましたが、実際、いたのはEちゃんの親友2人。お誕生日おめでとう!と言ってプレゼントをもらい、おしゃべりを楽しみました。

お別れのときに、ここのレストランへ行ってね、とその2人から言われ、Eちゃんはレストランへ向かいました。
途中、花束を配る人がいて、一輪のバラを渡され、辿り着いたレストラン。
もちろん、待っていたのは、ボーイフレンド。
最高にロマンチックで愛にあふれた誕生日になりましたとさ。

この計画はもちろんすべて、ボーイフレンドが用意したもの。
最初に友達とお茶したカフェでは、彼がEちゃんの好きな曲を選曲・編集したCDをかけてもらい、その間に彼はEちゃんの部屋に風船とカードを飾りつけ、そのカードを見終えたEちゃんの前に現れたプラカードを持つ謎の男は彼の友達。このプラカード作戦は、まさにLove Actuallyの映画のワンシーンと同じ。というのもEちゃんはその映画の大ファンだったからだそう。映画では、結婚してしまった親友の女性のことをあきらめきれない男の人が、クリスマスに彼女の家の前で、旦那さんにばれないように「僕が君を一番愛している」とプラカードを見せて愛を告白していましたが。
レストランに着く前に、バラを配っていたのも彼の友達。

こんな映画みたいなストーリーがあるんですね!
超感動してしまいました。こんなことを思いつくところ、そして実行してしまうところがヨーロッパ人、というかんじがします。

この日は暖かな気持ちのまま、眠りにつきました。





22/12/2004 Spain ダリ美術館

 

今日は起きたら午後2時前でびびりました。しかし素晴らしいお天気です!美しく手入れされた庭からは、青い空と地中海とピレネー山脈が見えます!
朝ごはんのパンオショコラを食べて、車で1時間ほどのスペインにある小さな町へ。フローレンスはお留守番です。列車で到着したママと弟のアーノルを迎えに行きました。

スペインへの道程は、かわいらしい羊や広大な畑などが広がり、すばらしい風景でした。
駅に着いた10分後、ママとアーノルが!
ママとも2年ぶりです。な、な、な、なちゅこぉ〜〜〜と走り寄り、小さな体で力いっぱい抱きしめてぶちゅぶちゅビズをしてくれました。相変わらずなんてラブリィなママなんでしょう。アーノルも、やさしそうなかわいらしい男の子でした。

 

ママとお手手をつないで、そのままダリ美術館へ。
ここはダリが生活していた場所だそうで、外観が兎に角すごかった。ピンクのお城の上に卵が乗っているというとんちんかんなデザインです。これは中身が楽しみです。

すごく感動しました。すばらしかった。この美術館の設計自体、ダリがしたそうで、作品と建物すべてがハーモニーとなっていて全くのダリの世界でした。もう言葉では言い表せません。本当に来て良かった。ロンドンにもダリの作品がたくさんあるけれど、この美術館にはとても敵わない。有名なマリリンモンローとか、人間の作品とは思えないような壁画も見れて良かったです。


ダリ美術館外の小路↓

 

家に戻って、みんなでグハンメア(フランス語でおばあちゃん)とお話をしました。
世界地図を見ながら、日本の地理的な歴史文化などを説明したり、家族のことを話したり。エレナのベラルーシ話も面白かったです。

お話をしているうちに、お留守番していたおりこうさんフローレンスが夕食を用意してくれていました。
すばらしいです。まだ10代なのに、なんて子!
よくできた子です・・・。

パスタを食べ、チーズタイムをし、また延々と続くデザートタイムでした。
満腹!!
ちょこっとフランス語を勉強して、眠りにつきました。



23/12/2004 バースデー

今日起きたのも2時ぐらいでした。というのも昨日眠りについたのが3時ぐらいだったからです。
今日はエレナの誕生日!!
サプライズで、フローレンスはケーキを作っていて、準備をするまでに少し時間がかかったので私とママは時間稼ぎでエレナと外の風景写真を撮ったりしていました。

話すネタがなくなってきた頃に(ママもいっぱいいっぱいでした)、朝食よ!と言われてキッチンに行くと!チョコレートケーキにろうそくが22本!!
そしてハッピーバースデーの歌を歌いました。
エレナおめでとう!!
超喜んでいました。フローレンス、あなた本当にすごいよ。昨日のお留守番中に作っていたそうですが、時間が足りず、私たちがグハンメアとお話していたのはケーキを焼いていた時間を稼ぐための、ナスターシャとママの作戦だったそうです。

おいしくケーキをいただいて、家の近くのセレーという小さな町の美術館に行きました。シャガールの素敵な絵に圧倒されました。かつてピカソなど著名人が住んでいた町だそうで、ピカソの家も見ました↓




ピカソのよく通っていたというカフェ↑

その後は大きなスーパーに、クリスマスの買出しに出かけました。
フランスのスーパーはいいなあ・・・おいしいお菓子がいっぱいあって。
チーズも安いし。
私もお土産のお菓子やチーズなどを買い込みました。

夜はみんなでナスターシャが課外活動で製作したミュージカルを見ました。彼女も私と同じく、課外活動の女王ですので。
その間私はビーズでクリスマスプレゼントのピアスを作っていました。
そう、私はみんなに是非手作りアクセサリーをプレゼントしたく思い、道具一式ロンドンよりはるばる持ってきたわけです。

その間、ママがおいしいキッシュを作ってくれました。
バゲットとともにいただいて、本当に本当においしかった。
グリーンピースとベーコンのキッシュです。フランス料理って、本当に素敵。
今日買ったカタラーナ地方特産のチーズなどでチーズタイムをして、私のUK土産のアイリッシュクリームを飲みつつ、デザートタイムです。お腹がはちきれるまで食べました。

さて、明日はどんなクリスマスイブが待っているのでしょう!
 



24/12/2004 オーブン爆発、クリスマスミサ

そして今日も昼1時ぐらいに目覚めました。
ここに来てから朝を見ていません。

今日はクリスマスイブ!ナスターシャ、フローレンス、ママ、アーノルの4人は町へ買い物に行っていたので、私とエレナで朝ごはんを準備しました。そして私はオーブンの使い方を間違えて、爆発させてしまいました。ガスの栓をひねり、マッチで火をつけてもなかなかつかなかったのでもう一本擦った途端、ガスに引火して爆風が起こりました。私は髪の毛でも燃えたかと思ったのですが、無傷でした。ごめんなさい・・・。

そして無事、パンオショコラをオーブンで焼き、ショコラショー(ホットチョコ)を作り食べていたら4人とも帰ってきました。それからはのんびりと時間を過ごしました。というか、私は明日までにアクセサリーを3人分計6つ、仕上げなければならず、相当焦っていたのですが。みんながクリスマスツリーを飾り付けている中、ひとり黙々と作っていました。

*****

そして、クリスマスディナーの始まりです!
今日はなんとミートフォンデュ。豚肉と牛肉のオイルフォンデュです。
私は自分のフォンデュスティックの色が緑だったのに青と勘違いしていて、青だったアーノルの分まで食べてしまったりして大変申し訳なく思いました。
ママ手作りのサラダもすっごくおいしくて、感動しました。

しゃぶしゃぶかすき焼きに見えます↓



夜10時から教会でクリスマス聖式が始まるということで、ものすごく焦って食べて、豚肉を半生で食べてしまっていたような気がしましたが、なんともないので平気です。

教会に出かけるよ!とバタバタと準備をしていたらグハンメアがこの地方特産チョコレートを籠に入れてヨロヨロと運んできました。なのでおいしくいただきました。教会よりも食です。食べることがメイン、と言われたのでそれに忠実に動かなくてはいけません。

*****

遅れて教会に着いた、と思ったら全然まだ人が来ていなくて、安心です。ナスターシャ一家は、ホリデーしかこの地方に来ないため、教会では肩身が狭いのよ、と言っていましたが、関係ないですよ。みんなから聖歌を教えてもらい、歌う準備万端です。こんなとき、短大時代に培った、なけなしのキリスト教や聖歌の知識が役に立ちます。


↑教会です。写真は撮っていけないのかと思いましたが、ママ達が撮れ!!と言うので撮りました。

さて、本番の式がやってきました。
キリスト誕生まで、私たちは歌ってはいけないらしく、口の中で歌いたい気持ちを抑えながらもごもごとしておりました。神父様のお言葉と、それに続く歌が20分ほど続き、パイプオルガンの音と共に、キリストが誕生しました。赤ん坊の人形を神父様が掲げると、拍手です。教会の中がぱあっと明るくなり、さあ、私たちも歌ってよしのサインです。

大合唱です。途中、ソロで誰か歌っていましたが、ものすごく下手だったのでクスクスと笑い声が聞こえました。私も隣にいたフローレンスとアイコンタクトを取りながら、笑いをこらえるのに必死でした。

お話、起立、歌、着席、お話、起立、歌、着席・・・を卒業式並みに繰り返し、さまざまな儀式を終え、式は終わりました。もう夜中の1時を周っていました。


↑キリストが中央の籠にいます

寒い寒い、と言いながら家に帰り、ブッシュ・ド・ノエル(切り株ケーキ)を食べました。これまたコアントロー味とナッツ味の2種類あったので、もちろん両方いただきました。

ツリーの下に、靴を並べ、明日の本番クリスマスに備えます!
明日の朝には一人一人の靴の上にプレゼントが並び、プレゼントオープン式が厳かに行われるのです。

↓ブッシュ・ド・ノエル





25/12/2004 最高のクリスマス

24日はナスターシャと夜中の4時まで話し込んでいたため、例によって午前中はなく、妹&エレナの二人に叩き起こされました。2時でした。急いでシャワーを浴び、ツリーの下に並べられた靴の上に、それぞれに向けたプレゼントを置きます。私もなんとかアクセサリーを作り終えることができました。



通常、クリスマスに食べる食事は、25日の朝ごはんが一番大きな食事となるはずでしたがママがプレゼントのラッピングに忙しかったらしく準備が整っていなかったため、とりあえず朝食を食べました。

そして、やっとやっとプレゼントオープニングです!
まずはママから。自分の靴の上においてあるプレゼントの中から好きなものを一つ選び、空けます。最初はナスターシャからのプレゼントで、オペラか何かのCDでした。そして、送り主にハグ(抱きしめること)とビズをして、次へと移ります。

次はグハンメアです。おばーちゃんは一番大きな包みを選びました。すると中から盆栽が!!エレナからのものですが、植物大好きなグハンメアは「私にはもったいないよ」と突然泣き出してしまいました。心暖まる瞬間でした。

そして私です。ふわふわした包みをオープンすると、なんとかわいらしいマフラーが入っているではないですか。ママからのものでした。超かわいくて、早速着用後、写真撮影です。

その後、エレナ、ナスターシャ、アーノル、フローレンス、という順番でオープンしていき、またママに戻ります。

2、3周目のフローレンスの番に、彼女はクリスマスカードを開けました。それはナスターシャからのもので、読んで姉妹で抱き合い、そしてナスターシャの目から涙がこぼれ、二人とも号泣しはじめました。というのも、フローレンスは来年からアメリカで1年半におよぶインターンシップを始めてしまうので、これが最後の一緒に過ごせるクリスマスでもあり、この後2年ほど会えないからです。ナスターシャは昨夜、私にその2年間の大きさや、姉としての不安感、家族や老いていくグハンメアに対する気持ちを打ち明けていたので、見ていた私も切なさで胸がいっぱいになりました。出会ったときはまだ17歳で、今回19歳になって逞しさが増したフローレンス。自分の夢を見つけた彼女が大きな夢を抱えてひとり、新しい土地に逞しく踏み込んでいくことが、数年前の自分の姿と重なり、涙がこぼれました。

そうして3時間にわたるプレゼントオープニングが終わりました。素敵なプレゼントを沢山もらったのもうれしかったけど、こういった家族の暖かさや、愛情を沢山感じて満たされた気持ちになりました。
もらったプレゼントは、マフラー、ブランケット、ベラルーシのチョコレート、バッハやシューベルトのクラシックCD、ミントチョコ、National Geographicっぽいカードセット、等々、私にはもったいないぐらい。私があげたものは、女の子3人にはピアス&イヤリング2つづつ、アーノルにはイギリスっぽいカードのようなもの、ママとおばあちゃんにはベトナム産のスカーフです。みんな超喜んでくれていっぱいビズしてくれました。

*****

そうして、七面鳥の丸焼きが出来上がり、夜6時半よりやっと朝食です。

食前酒はこの地方で作られた甘いお酒です。クリスマスっぽい味がしました。
前菜のフォアグラをバゲットと共に。エレナが持参した、ボルドー産のワインもオープンしました。

フォアグラとバゲット↓


フォアグラは昨年のほうが美味、と皆さんおっしゃってましたがおいしゅーございました。
そして、メインディッシュです。ママがオーブンの中から七面鳥の丸焼きを取り出し、私たちの前にご披露しました。なんとおいしそうなこと!カットしていただいて、根菜のチーズクリーム焼きを付け合せと、いただきました。



フランスの家庭の味、といいますか、素朴で温かみのある味でした。おいしい!
七面鳥の中に詰められていたマロンも、いい味がついていてよく合いました。

そしてっ、お腹いっぱい食べた後に出されたものは、もちろんチーズです!お待ちかねのチーズタイム。
全然まだまだお腹にはいります。ブルーチーズはバターと共にバゲットに乗せていただきます。
ブルーチーズ以外のチーズをバターと共に食べる人間はフランス人ではない、と言っていました。
おいしかった〜。ヤギ乳のチーズは私の大好物なのですが、私のためにたくさん用意してくれた上、日本に持って帰るようにとお土産用にも用意してくれていました。遠慮なくいただきました。

チーズがひと段落すると、次はデザートタイムでケーキとママがドイツから持ってきた、本場バームクーヘンです。日本ではバームクーヘンはコンビニでも売ってるほど人気があるのよ、と言うと大層驚いていらっしゃいました。なので、日本人がいかにもの好きか説明しました。フランス人でさえカヌレも知らないし、ドイツでもバームクーヘンの店を見つけるのも難しい中、日本はスペシャルなものを取り入れて自国の文化にしてしまうのがうまい、と言ったとき、私はこれはイギリスに通じるものがあると感じました。イギリスもその昔他国のものを奪いつくし、現在では和食はじめ世界各国料理を自分の国の味付けにし、売り出す有様です!

食後は感謝の気持ちをこめてのお皿洗いをし、そしてハリーポッター3鑑賞会でした。というのもナスターシャと私が2年前に住んでいた寮の近くで撮影されていたという思い出の映画だからです。証拠に、例の3階建てバスの写真が過去の日記のどこかにあります。

お腹いっぱいではちきれんばかりでしたが、映画の後に更にチョコレートやらりんごやら食べてしまいました。我ながら底なしの胃袋です。でもその分楽しみも多い、ということなので、胃袋に感謝かもしれません。

そしてナスターシャと最後のgirl's nightということで2004年に私たちそれぞれに起きたこと、人生について、たくさんのことを朝まで語り、寝たのは4時半ごろとなっていました。



26/12/2004 感動の最終日

今日が最終日なんて信じられません。
しゃべって、お買い物して、食べて、というシンプルなことをしながらも充実しまくっていました。
その間、親子喧嘩も見ましたし、兄弟姉妹の支えあいや、家族の暖かさを思い切り味わいました。
どんな面でも思いやりが見られ、家族っていいなと改めて思いました。
特に私は一人っ子なので、兄弟関係って分からないだけに、憧れます。

昼過ぎに起き、朝食を食べ、グランマにたどたどしいフランス語で感謝の意を述べました。
本当に小さくてかわいらしいグランマで、さよならを言うと胸がきゅんとなりました。
そうして空港までみんなで送ってくれ、チェック・インをし、ゲートに入る前に全員にありがとう、とビズをして、ママと抱き合い、そして感極まって号泣してしまいました。


家族との過ごし方、ヨーロッパ流のクリスマス、心の余裕、フランス人にとってのバカンスというものが分かったし、お金では買えないものを、たくさんもらいました。
こんなによくされて、尊いなあとおもいました。
私には勿体無すぎるぐらいです。
ナスターシャと、家族のみんな、あと偶然出会ったエレナ、本当にありがとう。
私の23年間の中で一番素敵なクリスマスになりました。