モロッコ
2005年6月3日〜10日
1日目 搭乗までの距離
2日目 アガディール散策とモロッコ人青年を尋問
3日目 灼熱の貿易地マラケシュ
4日目 休息日。マッサージと旅行会社再呼び出し
5日目 小さなマラケシュ・Taroudant、乗ロバ、ベルベル人
6日目 滝とモロッコ人青年の誘惑
7日目 タクシー運転手との喧嘩にて洗礼、修学旅行の夜
8日目 ロンドンへ戻る
オアシス。地下水が豊富な証拠。 山岳民族たち。 |
6日目 滝とモロッコ人青年の誘惑 朝8時集合で滝を見に行く。 朝食を終えてロビーに行くと、昨日ガイドをしていた男、サマドが「やあ」と白い歯を見せて爽やかな笑顔で迎えに来ているではないですか。 しかも私達、(特にイギリス人のエイミー?)の気を引くためでしょうか、マンチェスターユナイテッド&Vodafoneの真っ赤なジャージを身にまとっている。全身ジャージ、略して全ジャです! 私は苦笑いで「今日もアナタいらっしゃったのね」と言ったその時、エイミーが毒の一言「私マンチェ嫌いなの」。サマドはお気に入りのエイミーにそんなことを言われて相当ショックだったようです。「ぼ、ぼくはただ、イギリスのサッカーチームのユニフォームを着て君達を喜ばせたいと思っただけなんだ・・・」ですと。 そんな彼はほうっておいて、滝です。滝。 1時間ほどで到着すると言っていたのに、延々と車は激しいづづら折り山道を登り振り回され続けること2時間。いい加減吐き気がしてきた頃に山道にある土産物屋にて休憩です。サマドは懲りずにRちゃんとエイミーを追いかけ回し、歌を捧げていました。そんなサマドの様子を見て私とヤンリンとグラディス、ミスパは爆笑です。健気というか勘違いというか・・・。 そうして30分更に山道を振り回され続け、ようやく滝のある場所へ到着しました。今年は雨が少なかったようで、水は少なかったものの、見たことのないような虫が沢山飛んでおり、ナウシカの一場面を思い出しました。水のきれいな場所にしか住まないようなトンボがいた。 ベルベル人が20メートルほどの岩場から飛び込むというパフォーマンスをしていました。一応拍手は送りましたが、案の定後からチップを請求されました。勝手にやったんだからあげるわけない。 私が一人、高い岩山に登り、写真を撮っていたところ、サマドが隣に登ってきて隣に座り、私に捧げる歌を歌ってくれました。そして「君は明らかに未婚者だ。ボーイフレンドはいるのか」とセクシュアル・ハラスメントです。もー耐えられない。アラブ人や他のモロッコの女性には絶対こんなこと聞かないはずなのに。外国から来たからといって安っぽい女だとか尻軽と思われてることは何よりも腹が立つことだ。まだイタリア、フランス、もしくは南米などのラテン系は国籍構わず誰にでもベタベタとそんなかんじなので何も腹も立たないのですが、サマドの場合はその外国人に対する偏見が見え見えでいやでした。 こういう時の手段としては「ボーイフレンドが多すぎて困ってるの。欲しかったら一人分けてあげようか?」「申し訳ないけどレズビアンだから。」などを言うといいのです。ボーイフレンドの有無を答えただけでは大抵の場合根堀り葉掘り聞かれて更に腹が立つようなことを聞かれるのが目に見えてる。 なので今回もそんなようなことを答えてすぐにその場を離れましたが、その後私はサマドが煙草を滝の下に溜まっている水の中(トンボなどの産卵場所)に放り入れたのを見てブチキレました。煙草に含まれるニコチンが溶けた水がどれだけ自然生物に影響を与えるのか、小学生の理科からやり直してこい!!投げ入れた煙草を拾って口の中に放り込んでやればよかった。 ・・・そんな感じで私はもうサマドに耐えられなくなり、早くホテルに戻ることのみを待っていました。帰りもひたすら2時間半、車に揺られて暑さにもやられて途中、グラディスも体調を崩し、私も激しい頭痛に見舞われておりました。 |
道を挟んで海側がリゾートホテル、山側に漁師たちのスラムが建ち並ぶ。1960年の大地震によって崩壊したアガディールの街だが、この地帯はまだ瓦礫の中に住んでいるような雰囲気があった。 たまご |
昼過ぎにホテルに戻り、ランチも取りたくなかったので、部屋でシャワーを浴び、”国連改革”などの本を読み、ひとり改革に関するモチベーションを高めておりました。ほか5人はホテルのプールで日光浴を楽しんでいたそう。 そこでの話。 プールの管理者であるモロッコ人青年、名前はモハメド。 彼がRちゃんに一目ぼれしたらしく、プールを何往復も泳いでRちゃんの気を引こうとしていたり、プールサイドで腕立て伏せなどのエクササイズをして肉体を見せつけるなどの求愛行動をしきりにしていたそう。そしてとどのつまりにはRちゃんに「今夜、何してるの?」と聞いたそうです。 しかしながら、Rちゃん、「寝とる」とバッサリ。 さすがRちゃん・・・。この切り替えし方もナイスですが、夏子提案としては「今日の夜は一人で過ごす予定なの・・・でも良かったら一緒にビーチを散歩でもしません?10時に○○ホテルのビーチサイドに来れるかしら?白いスーツに、赤いバラの花束、ラクダに乗ってアラビアの王子様のようにエスコートして欲しいわ」などと言い、10時に6人で物陰からひっそりと本当にその通りにやるかどうか見物したかったと思いました。 Rちゃんは他のホテルマンからも一目ぼれされて、素晴らしいフェロモンでした。今度教えてね。 ***** 夕食はレストラン街へタクシーで行きました。 安くてよさげなレストランがあったので、おもてにあったメニューを見ていたところ、「やあ!!」と言われて振り向くとサマドの姿が!! ストーカーかいなコイツは! でもよく考えたら旅行会社のオフィスの近くだったのでいてもおかしくありません。 「Rちゃんとエイミーはどこ?(二人はATMを探しに行っていた)良かったら、一緒に食事でも?」 と。適当に言葉を濁して逃げてきましたが、モロッコ人おそるべし。 他のレストランにてフルーツジュースと共にお食事をいただき、今日も疲れたので早めに寝ました。思い違い勘違いのモロッコ人青年の夢でも見そうでした。 |
7日目 タクシー運転手との喧嘩にて洗礼、修学旅行の夜 今日はゆっくりとアガディールを楽しもうということになりました。 向かう先はアガディールにあるマーケット。 タクシーに6人で乗り、運転手に地図を見せつつマーケットへ、と伝えました。フランス語しか通じない感じだったので、会話していると「もっと遠くにいいマーケットがあるからそっちに行かないか」と言ったりして、しきりにお金をせびろうとしてきました。断りつつちょっとやばいかな、と思っていましたが、案の定、別のマーケットへ連れて行かれ、「ここじゃない」と言うと話が違う、とわざとらしくとぼけて見せます。兎に角地図上のこのマーケットへ行け!行けったら行くんだよ!と片言のフランス語で暴言を吐き、睨み付けました。 こういうのはよくある手口ですが、別の場所へ連れて行く、もしくは遠回りをして2倍の交通費を請求するというものです。目的のマーケットになんとか着いたので、6人全員車から降り、はじめの交渉で言った金額だけ置いてさっさと去りました。議論の場を持たないことがこれには一番です。 さて、観光地にあるマーケットだから高いだろう、とタカをくくっていましたが、なんと安い・・・。マラケシュのあの高額が嘘のようです。世界で一番タチが悪いのはマラケシュの商人だと思いました。 ミントティーを作るティーポットだとか、ガラス製のカップがかわいくて、欲しいなあと思ったのですが、やっぱり買ったところで使うのは1度か2度だと思ったのでやめておきました。革製のかわいいベルトを値切って楽しんでいましたがこれも結局買わず。安かったしかわいかったんだけど。ピアスがかわいかったので、少し購入。これを作り直してイヤリングにする。 そんなかんじでブラブラして、昼食を取りたくて近くのホテルまで行きたかったところ、道に迷い、偶然通りかかった女性にフランス語で思い切って聞いてみたら親切に連れて行ってくれ、その間15分ほどのフランス語会話も楽しめました。通じるってうれしい。もっとがんばろう。優しい人でよかった・・・。 夜は土産物屋をまわったりして、アイスクリームのおいしそうなお店を見つけたのでそこで久しぶりのアイスクリームをいただきました。このお陰で次の日はお腹が全員ゴロゴロしていましたが。 夕食は昨日サマドがいたレストランでピザをいただきました。 アイスクリームを食べたのをすっかり忘れて、ピザやパスタをガツガツを食べてしまいました。 最後に店の人が6人全員にバラの花をくれて、すごくうれしくなりました。バラの花を持ち、ホテルまで夜のお散歩。変なお兄さん達に声をかけられる、つきまとわれること数回、やはり集団行動じゃないどダメですね。 ホテルに帰るとRちゃんに一目ボレしているホテルマンがいて、みんなクスクスと笑いながら部屋へ戻ります。部屋は3階にあり、目の前が吹き抜けになっていてレセプションが丸見えです。そこで悪戯っ子な私達は、下に向かってバラの花びらを落としたり口笛を吹いたりしておちょくっていました。 ホテルマンが花びらを拾って口笛を吹き返してきたのを確認して部屋で大爆笑。 部屋に来たらRちゃんの部屋へ送るからね。とそれぞれの部屋に戻り、シャワーなどを浴びていました。 グラディスに先にシャワーを浴びてもらい、明日の出発のパッキングをしていたところ、電話が鳴り、取ると男の人の声。グラディスのボーイフレンドかと思い、「今グラディスはシャワー中だよ」と告げるとなんだか様子がおかしい。「・・・やあ、元気?」ですと。「は?」と言うと「・・・もし僕達と一緒に過ごしたかったら、今レセプションにいるから・・・来ない?」ですと。私はびっくり仰天してしまい、「ノー、ノーサンクス」とだけ言って切ってしまいました。 次の瞬間部屋にめがねを取りに来たミスパに慌ててこのことを話すとミスパと同室のヤンリンがびっくりして電話をかけてきました。ヤンリンがRちゃんに伝え、Rちゃんから電話が・・・。「ご、ごめんなあー」って、次に電話が来たらRは206号室だから、って言っとくね、ってことで。 悪戯はほどほどにしましょう・・・でもちょっと修学旅行みたいで面白かった。 |
電話ボックス モロッコのチキンパイ。甘かった・・・。 いのしし 洋服をベッドに置いておいたら洋服までベッドメイキングされていた・・・。 つぶらな瞳にメロメロ |
![]() みんなありがとう! |
8日目 ロンドンへ戻る 本日にてロンドンへ戻ります。 昼11時半に集合だったので、それまではパッキングとポストカード書き。お世話になった大学の先生にありがとうカードを連名で書いた。喜んでくれるかな。 旅行会社のバスで空港へ。 案の定、また1時間半の遅れ。 でも無事にロンドンへ到着し、皆とハグをし涙の別れ。 みんな、楽しい思い出を本当にありがとう。 3年間で培ってきた6人のチームワークと個性は素晴らしいものでした。 1年生の時は私はヤンリンやエイミー、ミスパの話すイギリス英語が全く分からず、何を言われてもニコニコしているだけでしたが、そんな私にも愛想をつかさずにいてくれて、本当に嬉しいです。グラディスともまた友情が深まった気がするし、Rちゃんにも3年間を通じてノートを見せてもらったりと本当にお世話になりました。 これからも、大好きなgeogirlsです。 面白おかしな思い出と共に、家路を急ぐのでした。 |