モロッコ
2005年6月3日〜10日

1日目 搭乗までの距離
2日目 アガディール散策とモロッコ人青年を尋問
3日目 灼熱の貿易地マラケシュ
4日目 休息日。マッサージと旅行会社再呼び出し
5日目 小さなマラケシュ・Taroudant、乗ロバ、ベルベル人
6日目 滝とモロッコ人青年の誘惑
7日目 タクシー運転手との喧嘩にて洗礼、修学旅行の夜
8日目 ロンドンへ戻る


3日目 灼熱の貿易地マラケシュ

朝は7時にホテルのロビー集合でしたので、6時起きでサンドウィッチをグラディスと共に作ります。ハム、チーズ、トマト、きゅうりのバゲットサンドですが、おいしそう。

バスには4人ドイツ人のおじさんおばさん達とポルトガル人のカップルが乗っていました。ドイツ人たちはイギリス人のリゾートに来るノリノリのおばちゃんらと違ってほとんど話さず全員むっすりとしており、ガタイのでかい口ひげを生やしたおじさんはいかにもドイツビールを片手にウインナーをむしゃむしゃと食べてそうでした。

これから3時間半、長い道程です。
それに耐えるにはまずは食べなければと思いましたので、朝作ったバゲットサンドを食しました。食べ終わった瞬間眠気が襲い、寝てしまいました。途中、目が覚めるとあたりは茶色い土(おそらく)でできた四角い家が並ぶアラブ人の集落や、サバンナが広がっておりました。

ほとんどの時間を寝て費やし、10時半頃に着いた頃にはお腹が非常に減っていました。口を大きく開けて寝ていたので、喉が痛かったです。後からグラディスに「バスの中で後ろを向いたら席の間から夏子のでかい口が見えたよ」。と指摘されました。

早速マーケット散策が始まりました。
ガイドのベルベル人(モロッコ国民の大半がベルベル人)はドイツ語と英語を操る怪しげなおにいさんです。
ロバに野菜などを引かせて歩く人、物乞い、路上に座り込んで干からびたような野菜を売っている老婆。色々な人に声をかけられますが、日本人?と聞かれることがやはり多かったです。マラケシュには沢山来るのでしょうね。


生鮮食品→革製品→靴→アクセサリーなどのマーケットを巡り、宮殿にも行きました。ミスパが値切り交渉の買い物スタイルに目覚めてしまったようで、次々に家族や友達へのお土産を買っています。しかし、値段はありえないぐらい高い・・・。ロンドンと変わらないような値段をふっかけてくれます。絶対地元の人たちの100倍ぐらい取ってる。
あんなに高いわけないもん。

例えば靴いくら?と聞くと「いくらで買う?」と言われるので、ここから交渉開始。私はいつも革靴を途上国のマーケットで買う場合は600円ぐらいが限度と決めているので200円からはじめます。
すると500ダーラム(6000円)などと言ってやがる。あんなのが6000円もするわけないでしょっ!!私がキレた表情で店を去ろうとすると追いかけてきてじゃあ半額だ!250ダーラムはどうだ?と言いますが3000円でも全く買えません。一歩譲って300円はどう?と言ってみたり。最終的に1000円ぐらいにまで下がりましたが全く納得いかず。









他の店でもこんな調子で、さすが商売の地マラケシュ、騙すことは悪ではなく、ビジネスで当たり前なのです。店の人も簡単には譲らず何も買いませんでした。うっかり買ってしまう観光客を一攫千金で狙っているのでしょう。

暑くて暑くて、宮殿の中も暑かったのですが、噴水のようなものがあったので手を冷やして体を冷却します。

お昼ごはんの前に、薬屋さんへ連れていっていただきました。モロッコはスパイス貿易の中継地として昔から栄えていたので、スパイスやハーブなどの薬も豊富で、中では薬剤師さんに色々な薬を紹介してもらい、ミントティーもいただきました。モロッコのミントティーは甘く、味は暑い国独特のものでした。インドやバングラのチャイ、ギリシャのギリシャコーヒー、台湾の砂糖入り緑茶などに代表されるような、暑い国のどろりとした濃くて甘い飲み物は、糖分を取って暑さに打ち勝つための知恵です。どれも暑い国で飲むからおいしいものだと思う。

暑さでグダグダに疲れて、お昼はホテルのモロッコ料理を食しました。チキンパイのようなものをいただきましたが、甘くて微妙。肉団子のトマト煮込み(名前忘れた)にしときゃーよかった!おいしいんですよ。

その後はミスパがまだ買い物に飽き足らず、買い物を続け、何か歴史的建造物の見学へ行くプランでしたが、温室育ちのうちら6人はバテてしまい、木陰で頭から水をかけあい、ひたすらバスで帰るのを待ちました。それにしても、一緒に観光をしていたドイツ人の4人とポルトガル人、暑さに負けず、真っ赤な顔をしながら炎天下の中観光を続けていました。信じられない。

帰りのバスでも私は爆睡していました。途中、10年ほど前のGATT(関税貿易一般協定)のウルグアイ・ラウンドにおけるマラケシュ会議でWTO(世界貿易機構)の設立の合意に至ったときか何かの建物をガイドの人が説明していたような気がしますし、実際その建物が見たくて来たのですが、まあマラケシュに来れたからいいやと思って暑さでどうでもよくなって寝ていました。よくこんな暑いところで会議やったね。

そんなこんなでホテルに到着したのが夜10時。げっそりと疲れて何も食べる気にもならず、とりあえず埃まるけになった体をシャワーできれいにし、ヤンリン&ミスパの部屋でお菓子を食べながらgirl's talk。ヤンリンがマーケットで買ったアラビア風のガラスのコップでお茶を飲みました。

疲れた・・・ただひたすら疲れました。でもとりあえず旅行会社には騙されなくてよかった。






4日目 休息日。マッサージと旅行会社再呼び出し

マラケシュで疲れ切った私とグラディスは、ドアに「Do not disturb(邪魔しないで)」の札を下げ、昏々と眠り続けました。そして起きたのが昼の3時半。グラディスのほうは30分前に起きて他の子たちの様子を見に行っていました。

寝すぎで疲れて、とりあえず顔を洗ってお腹が空いたので、昨日のサンドウィッチに使った材料の残りでサンドウィッチを作り、みんなで食べました。今日は何をしよう。私はとりあえず何もしない日が欲しかったのですが、エネルギー有り余る皆さん、何かせずにはいられないようです。

そこで、ホテルのスパに行くことになりました。エステ・マッサージとかが安いのが途上国のいいところ。ジャグジーとボディマッサージを受けることになりました。

部屋でビキニに着替え、地下にあるスパへ。ホテルは2、3年前に建てられたばかりなので、とてもきれいで雰囲気のあるスパでした。

私、Rちゃんが先にマッサージを受けることに。
更衣室でビキニを取り、すっぱだかは恥ずかしかったので下だけ身に着けて施術室へ。インドのときはふんどしを身に着けさせられましたが、今回は水着でよいみたいです。

足のマッサージから始まり、アロマオイルで腰、背中、肩、お腹、胸、頭、顔と、優しくマッサージでした。胸を大きくしてくださいと頼みましたが果たして通じていたのか分かりません。気持ちよくてリラックスできたけど、私はタイ式のボキボキやるやつのほうが好きです・・・。タイ式マッサージを勉強している友達が欲しい・・・いくらでも練習代になってあげる。

その後はジャグジーでリラックス。ぎゃあぎゃあと水をかけあったり泳ぎたくないと言っていたミスパに水をかけまくったりしてイジメてました。

*****

明日はTarodant(タロダント)という小さな町に行こうということになったので、昨日利用した旅行会社を再度呼び出すことに。
電話をかけると10分で来てくれました。
今度はハッサン(勧誘していたひと)が来ました。一日のツアーでマラケシュと同じ料金でいいよ、と言うのでタロダントはもっと近いから安くしろとプッシュしました。一人2200円ぐらいにまで値下げしてくれて合意に至りました。

途中で台湾人の男の子が話しかけてきて、というか割り込んできて、「アジア人に会ったのは初めてだ!!」とたいそう興奮していらっしゃいました。バンドでリゾート地のホテルやクラブを周っているらしく、フランス語もぺらぺらでした。用が済んだハッサンはぽつんと取り残されて、しばらくしたら帰っていきましたがその背中がちょっと可愛そうでした。

夜はどこかに食べに行こうか?ということも考えましたが、今日はリラックスデーということで、ピザハットのデリバリーを頼むことに。

バルコニーに机と椅子を出して、アラブのポップ音楽のプロモーションビデオ(ボリウッド音楽にそっくり。言語がアラビア語なだけであとはほぼ一緒)を見ながらピザを食べつつ、夏子のお爺様の話などで盛り上がりました。お爺様がエキセントリックなのは皆の間でも有名で、今回もこのブログで公開しているようなお爺様にまつわる小話などを披露して大爆笑でした。

アラブ人の多くがイスラム教ですが、女性は外出時には皆様ご存知のように頭から布をかぶって髪の毛を隠しています。ところが音楽のミュージックビデオは露出度満点で、オマケにとても艶かしいものが多く、保守的なインドでもそうだと思うので、そのギャップは何なのでしょう。ロンドンにいるインド人・アラブ人の多くは西洋人と同じく露出の多い格好をしていますがここモロッコで見る女性の多くは全身布で包まれていらっしゃいます。


1日目 搭乗までの距離
2日目 アガディール散策とモロッコ人青年を尋問
3日目 灼熱の貿易地マラケシュ
4日目 休息日。マッサージと旅行会社再呼び出し
5日目 小さなマラケシュ・Taroudant、乗ロバ、ベルベル人
6日目 滝とモロッコ人青年の誘惑
7日目 タクシー運転手との喧嘩にて洗礼、修学旅行の夜
8日目 ロンドンへ戻る