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2008年08月22日
事業計画会

↑パーティーや披露宴等で役立つバッグハンガー。
これ、あると便利だから作った。翡翠とか天然石、ベリーズの貝がくっついてる。

事業計画会。先月と同じメンバー集合。

今回は来春発表予定の、中米の国ベリーズのアクセサリーの試作品を皆に見せて意見をもらうのが目的。
ちなみに私の商品は、ダイヤモンドやプラチナ、金銀を扱う”ジュエリー”部門と、世界各国の素材を使って作る”アクセサリー”の部門とに分かれる。今回は後者の話。

5、6個試作品はあったほうがいいと思ったので先週から今週にかけては早く家に戻り、夜中の3時4時まで作って、翌日会社に実際につけていった。

私がターゲットとしているのは、ファッションに敏感でポジティブで自立したアラサー&アラフォー、そして何よりも世界中を旅するのが大好きな人たち。
実際に旅をしなくてもその素材が来た国のことがイメージできたり、身につけるとワクワクして、世界中にはまだこんなに素晴らしいものがあるんだ!って思えて生きる力が湧いてくるアクセサリー。

試作品を見せながら色々と議論する。
ターゲットが好むものや、売る場所はどうしよう、ああしよう、こうしよう、etcetc。

試作品は、、、実は正直自分でもあまりピンと来ていなかった。
皆もそう思ったらしい。
私が今回作ったものはターゲットのことを意識しすぎて無難なデザインになっていたのが原因。
正直、まあまあかわいいけど、私だったら身に着けないかも・・・というものになってしまっていたのに気付かなかった。無難すぎて面白みも個性もない。
私はもっとアートなエスニック色が強くてアバンギャルドなものが好きなのだ。

より多くの人たちに身につけてもらえるように、と考えてしまうとどうしてもナチュラルで無難な感じになってしまい、どこでも買えるようなデザインになってしまう。わざわざ私が作らんでも・・・というものになってしまうのだ。

それってデザイナーにとってはすごい葛藤で、自分の作りたいものとマーケットのニーズにずれがあるのは当然で。。。大衆的なものを作れば売れるけど、私の目指したい価格帯には届かない。
薄利多売は一番やりたくないし、何よりも私のプライドが許さない。

もっともっとアーティスティックに、私のほんっっとに身につけたいものを作りなよ!!って皆が言ってくれたし、私も誠にそう思ったので、ものすごいものを作ろうとおもう。
そのぐらいじゃないと、デザインで勝つことはできない。

世界中の伝統文化の継承に貢献する、というコンセプトのある私の商品は素晴らしいと自分でも思うけど、“貢献”とか、”国際協力”に惹かれて買っていただくよりは、コンセプト抜きでぱっと見てこれ絶対欲しい!!買う!!と思ってもらいたい。

国際協力や社会貢献を全面に押し出して”国際協力したい人たち”やロハスな人たちに買ってもらうか、国際協力していることは隠してファッションカンパニーとして名を轟かせ、本物志向の人たちに買ってもらうかの選択は私が一番悩んでいたところなのだが、私は国際協力という言葉に甘えず、後者の一流のファッションカンパニーとして名を轟かせることに決めた。

このアクセサリーは国際協力してるんです。だから買ってください、って言うのが私にはできない。できれば注目されるし、世間に名を知ってもらうためには遙かに楽なんだろうけど・・・私には、どうしてもそれができない。
なぜか分からないけれど、違和感を感じるし、結局雑誌に載ってもエコやロハス特集とかの一部のページしか載らなかったら悲しい。
安定して素晴らしいプロダクトを排出しているブランドとして、小さくてもいいから毎号さりげなく取り上げられるブランドが作りたい。
もちろん、私の商品の根底には国際協力や社会貢献が必須だし、世間がどう見るかは分からないが。
たぶん、”国際協力しててすごいブランド”として取り上げられているうちは、全くそのデザインや品質は一流として認められていることにならないんだと思う。

これからきっと、もっとエコとかロハスな商品を売り出す会社が増えると思う。
でも、結局デザインも質もよくなけりゃ私は買わないし、”いい人”は買うかもしれないけど、本当に流行に敏感でおしゃれな人は買わへん。一度は買ってもリピーターにはならないとおもう。

見せ方として、ピエールマルコリーニが理想。一流のショコラティエだけど、ほとんど誰もそれがフェアトレードチョコを使ってるなんて、知らない。
知っている人だけ知っていればいい。みたいな。
香りに敏感な人がほのかに香る、ぐらいでよい。


***

こうして私の勝手に考えた事業にいろんな人たちが共感して手伝ってくれるのは本当にうれしい。
今回も、Fさんが株式会社の作り方を調べてきてくれていたり、Sさんが商品開発に役立つからといろんブランドの分析資料を持ってきてくれたり・・・忙しい皆さんの時間を使ってくださって、私はなんとお礼をしたらよいのやら。。。

がんばろうと思います。

投稿者 summergirl : 2008年08月22日 21:38

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コメント

Summergirlさん!

こんにちはー
わたしは、Summergirlさんに一票です。
御自身の気に入るものをまず作って世にお披露目されると、メッセージ性というのか、そのあとのブランディングしやすくなるのかな~なんて、ズブの素人ながらに思います。

ブログにアップなさっている作品、私はかなり好きです。
知らずにオーダーして、頂くときに、じつは・・・とその作品の材料(というのが適切な言葉か分からないのですが・・・)の生い立ちなどを聞くと、たぶん、おまけな驚きというか、そんなのってうれしいですよね。

投稿者 りか : 2008年08月23日 22:46

今回の作品もとっても素敵ですね!!

ベリーズのウィルクスたちが、
こんな風に生まれ変わるなんて、感無量です。

このアクセサリーは国際協力してるんです。
だから買ってください、って言うのは私にもできません。

やはり商品力で勝負したいですよね^^

投稿者 みなみ : 2008年08月24日 18:44

 えらいねえ。マザーハウスの山口さんも一昨日やっと再会できましたが、最近はバングラデシュという言葉も出さなくなってきていますね。先日ヒルズに住んでいる友人に彼女の作品の話をすると、ああ、代官山にある店ね。通りすがりに買っちゃったよ、と言っていました。彼女は欧米で心理学を専攻した学生で国際協力とかフェアートレードとかそういったものには関心がないのですが、それでも買うのですからすばらしいです。
今は山口さんの磁力で買っている人が多いのですが、いずれは
Yamaguchi, who?でも買うようになるのでしょう。実際、彼女マザーハウスの出自も知らず品物の品質で買ったようなので。
山口さんの事業も含め健闘を祈っています。

投稿者 kengo : 2008年08月25日 08:36

>りかさん
ありがとうございます^^
そう、自分が超気に入る作品じゃないと人に奨められませんしね。
オーダーはその人のイメージで作るし、ある程度お客様とのコミュニケーションの中でデザインは決められるのですが、対象が不特定多数になるとなかなか難しい。

>みなみさん
ウィルクスは帯留めにぴったりの素材だと思います。
本物をお見せしたいですよー
商品力でがんばりましょう!

>kengoさん
全然えらくないですよ・・
まだ偉いことも何もしていないです。
毎日自問自答を繰り返して、精進してまいります。

投稿者 summergirl : 2008年08月26日 00:59

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