≪ 美食の国素晴らしきベルギー その1 | メイン | ベルギーその3 アントワープ・ブリュージュ ≫
本日はベルギー国内鉄道にてアントワープへ。
アントワープといえばフランダースの犬でございます。
そう、あの名作の地へとうとう足を踏み入れるのであります。
アントワープのあるフランドル地方はオランダに近く、オランダ人人口が高いため、フランス語を話すと軽蔑されるから英語を使え、とOさんに言われていたので折角勉強したフランス語もちょっと水の泡ですが。まあよいでしょう。
ファッションの街アントワープ。がっつり買い物もする予定です。アントワープセントラルステーションに降り立つと、そこは素晴らしい建築の駅でした。街中を歩き、ホテルを探します。メインストリートはブリュッセルにはない活気で溢れていました。大好きなMANGOやその他かわいらしいお店、そしてみつけたホテルの近くにもカフェに紛れて小粋なデザイナーショップもございました。
ホテルに荷物を置き、優雅にヨーロッパブランドのファッションをウィンドーショッピングしつつ、かのフランダースの犬でネロ少年が最期を迎えたアントワープ大聖堂へ向かいます。大聖堂は、マルクト広場の側にあり、青空の中、広場を横切ります。
2ユーロを払い、神聖な気持ちで大聖堂内部へ。固唾を飲んでルーベンスの絵に近づきます。キリスト昇架、降架の作品が両サイドにあり、復活の作品は隠れた場所にありましたが、作品はどれも躍動感に溢れ、身震いするほどでした。
フランダースの犬、は、私が小学生の頃に毎朝登校前に連続で放映されていたもので、ネロ少年に対する大人たちの酷い仕打ちに怒りをあらわにする日もあれば、おじいさんの亡くなった日などは涙を拭いての登校となりました。学友と共にランチの時間には、やるせなさや焦燥感を討論または意見交換する有様でした。数年前に劇場版フランダースの犬を見た際には号泣し、居ても立ってもいられない状況でありました。そこには児童労働(Child Labour)、親を亡くした子供(Ohphans)への差別の目(Stigma)、行き届いていない社会福祉の問題、階層社会(ヒエラルキー)、などと、経済社会的な問題、そして政治的な働き(町内・村内ポリティクス)が、発展途上の時代のベルギー王国でネロ少年を中心に渦巻いており、分析対象としては大変興味深いものです。しかし、この物語は日本でのみ有名なのであって、ベルギー国内ではあまり知られていないようです。
そこまで私のフランダースの犬に対する思い入れは深く、親も身よりもなく、ただ画家を目指す真面目で貧乏なネロ少年が冤罪をかけられクリスマスの夜に、愛犬パトラッシュと共に最期を迎えるこのアントワープ大聖堂。ルーベンスの作品を見るのが彼の夢であったのです。
そのルーベンスの絵を私は今目の前にして、その物語を思い出し、ネロ少年が最期に呟いた名言を思わず心のなかで呟きました。「ネロ・・・僕もう疲れたよ・・・」と。
しかしながら、これは間違っていました。実際ネロが呟いた一言は「パトラッシュ・・・僕もう疲れたよ・・・」です。感動も一転してお笑いと化して自分で自分を失笑でした。しかし、ルーベンスは素晴らしく、ネロ少年のように真面目に努力しても選択の機会が狭まれている人間をこの世から一日も早く減らすことに思いを馳せました。
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おいしいお店を見つけました。
広場にあるお店なのですが、その中でもイチオシです。
ムール貝はベルギーではバケツのように大きなナベで白ワインかガーリックで蒸し上げたものがフリッツ(フレンチフライ)と共に出てきます。ここは眺めもいいし最高でした。今日のベルギービールは女の子チックにラズベリー風味ね(写真)。
Taverne 'TBraboke
B.V.B.A P&R
Grote Markt 18
2000 Antwerpen
tel: 03/226.36.16
投稿者 summergirl : 2005年05月23日 09:29
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